メモ

7月最後の日に興味深い言葉。

具象の文学、たとえば小説においては、読者は多かれ少なかれ(ときどきという意味ですが)登場人物の一人と一体化します。
((中略))、読者が、自分自身、作品を書きたいと思っている主体であるとき、この主体はただたんにしかじかの虚構の人物と一体化するだけではもはやなく、とりわけ、読んだ本の作者自身と一体化するのです。その本を書こうと思い、それに成功したかぎりにおいての作者その人に、です。
((中略))私が一体化するのは、記念碑的作品を書き名声に包まれた作者にではありません。一人の制作者に一体化するのです。ある時は苦しみ、ある時は昂揚し、いずれにせよ謙虚に、計画の最初から絶対的な性格を与えた一つの仕事をくわだてようとした制作者に、です。

このあと、『「書きたいという欲望」が読者と作者の間で転移する』と書かれています。が、この『』内の一言にもすごさを感じるけど上の引用部分のように言葉を使いたいな、と思う。
・・・なぜ私はそう思うのだろうか?